プライバシーモード(ローカル文字起こし)を使うと、文字起こしデータをお使いのデバイス上に保持したまま、Nottaデスクトップ版で録音と文字起こしを行うことができます。
プライバシーモードを有効にすると、Nottaはパソコンにインストールされたオフライン音声認識モデルを使用します。新しい録音、インポートしたファイル、文字起こし結果、およびプライバシーモードに関連するファイルは、クラウドにアップロードまたは同期されず、ローカルに保存されます。
プライバシーモードは、機密性の高い会議、社内インタビュー、法務・コンプライアンス関連の会話など、より厳格なデータ管理が求められる録音に適しています。
プライバシーモードの仕組み
プライバシーモードは、Nottaデスクトップ版内の「ローカル文字起こし専用ワークスペース」で動作します。
機能を有効にする前に、あらかじめローカルの保存先フォルダーを指定し、オフライン音声認識モデルをインストールしておく必要があります。セットアップが完了すれば、外部のサーバーに依存せず、ローカル環境だけですべての録音・文字起こしデータを完結して処理できるようになります。
プライバシーモード有効時の状態:
- 音声の文字起こし処理は、すべてデバイス内でローカルに実行されます。
- 録音データと文字起こし結果は、指定したローカルフォルダーにのみ保存されます。
- オフラインモデルのインストール完了後から、ローカル文字起こしが利用可能になります。
- クラウド文字起こし、クラウド処理を伴うAI要約、デバイス間のクラウド同期、およびチーム共同作業などの機能は一時停止、または制限されます。
プライバシーモードでは文字起こしデータの取り扱いが制限されますが、OSレベルでNottaデスクトップ版やお使いのデバイスにおけるすべてのネットワーク通信が停止されるわけではありません。サインイン、利用資格の確認、Nottaデスクトップ版のアップデート、オフライン音声認識モデルのダウンロードなどには、インターネット接続が必要になる場合があります。
オフラインで使用している間の唯一のネットワーク接続要件は「定期的なライセンス検証」です(およそ月に1回程度)。ライセンス検証が正常に完了していれば、その後少なくとも1か月間は完全にオフラインの状態でプライバシーモードを利用でき、録音や文字起こし中に外部への通信が発生することはありません。
オフライン利用可能期間が過ぎたあとにライセンス検証が行えない場合、機能を引き続き使用するために一度インターネットへの再接続を求められることがあります。
プライバシーモードでできること
プライバシーモードでは、以下の操作を行えます:
- ローカルでリアルタイム録音・文字起こしを開始する
- パソコン内の音声・動画ファイルを読み込み、ローカルで文字起こしする
- プライバシーモードで作成したデータを同じデバイス上で閲覧・管理する
- 必要に応じて、文字起こしデータやファイルをエクスポートする
プライバシーモードで作成された記録は、作成したそのデバイス内にのみ保存されます。他のデバイスやNottaのクラウドワークスペースに自動で同期・反映されることはありません。
指定したローカル保存先フォルダー内のファイルは、お使いのデバイスのセキュリティ設定、バックアップソフト、ファイル共有ツール、または所属組織が管理するITポリシーの影響を受ける場合があります。
システム要件および対象プラン
プライバシーモードを利用するには、以下の条件を満たしている必要があります:
- 最新バージョンのNottaデスクトップ版を使用していること。
- 対象のNottaプランを利用していること。プライバシーモードは、「プレミアムプラン」「ビジネスプラン」「エンタープライズプラン」で利用できます。ただ、利用可否はお支払い方法によって異なる場合があります。
- 選択したローカル文字起こしエンジンの推奨スペックを満たすデバイスを使用していること
- オフライン音声認識モデルとローカル録音を保存するための十分な空き容量があること。
- 初期セットアップ、サインイン、プラン確認、オフラインモデルのダウンロード、および定期的なライセンス検証の際にインターネット接続が可能であること
Nottaデスクトップ版では、デバイスの環境や言語のニーズに合わせて、以下の2つのローカル文字起こしエンジンを提供しています。
| ローカル文字起こしエンジン | デバイス要件 | 対応言語 |
|---|---|---|
| オフライン音声認識モデル | ストレージ容量 1.0 GB、メモリ 4 GB、CPU 2コア以上 | 日本語、英語、簡体字(中国語)、広東語 |
| Apple Speech Analyzer | macOS 26以降のみ対応。ストレージ容量 27.3 MB、メモリ 1 GB、CPU 2コア以上 | macOS 26以降で計11言語に対応:日本語、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、広東語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語 |
お使いのデバイスが、選択したローカル文字起こしエンジンの推奨要件を満たしていない場合、モデルのダウンロードまたは使用前にNottaから警告メッセージが表示されることがあります。
プライバシーモードを有効化する方法
- Nottaデスクトップ版を開きます。
- 「デスクトップ設定」に移動します。
- ローカル保存先フォルダーを選択します(プライバシーモードでの録音、文字起こし、関連ファイルはすべてこのフォルダーに保存されます)。
- オフライン音声認識モデルをインストールします。
- 「プライバシーモードを有効」を選択します。
プライバシーモードを有効にすると、Nottaデスクトップ版はローカル文字起こし専用のワークスペースに切り替わります。画面内には、現在プライバシーモードが適用されていることを示すバナーが表示されます。
プライバシーモードで録音・文字起こしを行う方法
- 「デスクトップ設定」からプライバシーモードを有効にします。
- プライバシーモードのワークスペース上で、リアルタイム録音を開始するか、音声・動画ファイルをインポートします。
- 録音または文字起こしの処理が完了するまで、Nottaデスクトップ版を閉じずにそのままお待ちください。
- 処理が完了したら、生成された文字起こし結果を確認します。
- プライバシーモード外で利用・共有する必要がある場合は、文字起こしデータやファイルをエクスポートします。
プライバシーモードを終了すると、新しく作成する録音データは通常のクラウドベースのワークフローに戻ります。既存のプライバシーモードのデータは引き続きデバイス上に保存され、プライバシーモードでのみ閲覧できます。
クラウド機能への影響について
プライバシーモードはローカルでの処理に特化しているため、クラウド連携を必要とする以下の一部の機能は一時停止、または制限されます。
- クラウドサーバー経由での文字起こし
- クラウド処理を必要とするAI要約機能
- 他のデバイスとのデータ同期
- チーム間でのデータ共有および共同作業
これらのクラウド機能を再び使用したい場合は、プライバシーモードを終了し、通常のNottaデスクトップ版のワークフローで録音を続けてください。
録音に関する同意取得
Nottaデスクトップ版のプライバシーモードでは、Notta Botを招待せずにWeb会議を録音・文字起こしできる「ボットなし録音」に対応しています。
録音を開始する前に、適用される録音関連の法令、社内ポリシー、および会議における同意取得に関する要件を遵守する責任は、ユーザーご自身にあります。必要に応じて、すべての参加者へ録音する旨を事前に通知し、同意を得た上でご利用ください。
トラブルシューティング
以下の項目を確認してください:
- Nottaデスクトップ版に正しくサインインしているか
- 現在契約中のプランがプライバシーモードに対応しているか
- ローカルの保存先フォルダーが正しく選択されているか
- オフライン音声認識モデルのインストールが完了しているか
- Nottaデスクトップ版が最新バージョンにアップデートされているか
インターネットの接続状態と、デバイスのディスク空き容量を再度確認してください。ダウンロードされたモデルファイルが破損している、または不完全な場合は、一度該当のモデルを削除し、再ダウンロードをお試しください。
一定期間インターネット接続がなかったため、ライセンスの定期検証が完了していない可能性があります。インターネットに接続した状態でNottaデスクトップ版を起動し、ライセンス検証を完了してください。検証完了後、プライバシーモードのオフライン利用を再開でき、少なくとも1か月間ご利用いただけます。
オフラインでの文字起こしパフォーマンスは、お使いのパソコンのスペックに大きく依存します。PCのメモリやCPUリソースが不足している場合、処理に時間がかかることがあります。バックグラウンドで起動している不要なアプリを終了するか、利用可能な場合はより軽量な音声認識モデルへの切り替えをお試しください。
プライバシーモードで作成された記録はローカルにのみ保存され、クラウド同期は行われません。記録を作成したデバイスでNottaデスクトップ版を開き、プライバシーモードを有効にしてご確認ください。