営業活動分析でわかること

本記事では、セールスエージェントChrome拡張機能の分析機能に焦点を当ててご案内します。営業活動から得られる様々なデータや指標を視覚的に分かりやすく提示し、総合的な営業成績をより簡単に把握するのに役立ちます。

この機能を使用するための前提条件
プラン:セールスエージェントを導入済みのビジネス・エンタープライズプランで利用可能
ロール:エージェントフォルダーに対して「閲覧のみ」以上の権限があれば、ロール不問利用可
プラットフォーム:Notta Web版

分析機能を起動する

  1. セールスエージェントの分析機能はChrome拡張機能を通じて提供されています。こちらからChrome拡張機能をインストールしてください。
  2. 拡張機能をインストールした後、ブラウザ右上の拡張機能アイコンをクリックして「Notta セールスエージェント」を選択するか、エージェントフォルダー上部の「分析」ボタンをクリックすると、セールスエージェントの分析機能が起動します。
    sales-agent-jp-18.png
  3. 拡張機能を開くと、「分析」と「チャット」のタブが表示されますので、「分析」をクリックしてください。

 

営業パフォーマンス指標の理解を深める

  1. 分析機能で「営業」を選択すると、営業パフォーマンスに関連する指標を確認できます。
  2. フィルターを使用し、話者や作成日などで分析対象を絞り込むことが可能です。
    sales-agent-sales-deals-jp.png
  3. 様々な営業指標が表示されます。ここでは、主要な指標の意味を解説します。
    • 平均発言割合:選択した範囲内で、営業担当者の平均的な発言の割合を示します。推奨値は46%以下です。
    • 長時間発言の平均回数:選択した範囲内の会議で、1回あたりの平均的な独り言の回数です。この回数は少ない方が良いとされています。
    • 平均話速:選択した範囲内で、営業担当者の平均的な話す速度を示します。日本語の場合、推奨される最適なWPM(1分あたりの単語数)の範囲は260〜300です。この速度で話すと、聞き手にとって最も聞き取りやすいと感じられます。
    • 使用された禁止内容:選択した範囲内の発言中に、業界の常識や法律・法規に基づき不適切と判断された内容が出現した回数です。この回数は少ない方が良いとされています。
    • 週次会議数:選択した期間内で、営業担当者が参加した会議の総数を当該期間の週数で割った値です。
    • 平均会議時間:選択した範囲内で、営業担当者が参加した会議の平均時間です。会議時間は45分以内に収めることが推奨されます。

 

顧客分析を読み解く

  1. 分析機能で「顧客」を選択すると、顧客に関連する指標を確認できます。
  2. フィルターを使用し、話者や作成日などで分析対象を絞り込むことが可能です。
    sales-agent-customers-deals-jp.png
  3. 様々な顧客指標が表示されます。ここでは、主要な指標の意味を解説します。
    • AIインサイト:「顧客」タブでは、新たに「AIインサイト」という大きなコンテンツ看板が追加されました。 ここでは、AIが顧客とのやり取りから重要な情報を抽出し、簡潔な文章で要約して表示します。
        • 意思決定に関するインサイト:顧客が次のステップに進む意思を示しているか、上司の承認が必要かなどの情報。
        • 最も頻繁なリクエスト:顧客が最も頻繁に言及する機能要望など。
        • 課題と障害:顧客が抱える課題や非効率な点など。 
        • 質問と懸念事項:データセキュリティやサポート体制などに関する顧客からの質問や懸念。 
        • 予算と価格に関するフィードバック:提示価格に対する顧客の反応や競合他社との比較など。
    • 要望:顧客が具体的に求めた機能、サービス、またはアクションは何か。
    • 質問:顧客が提起した疑問や不明点は何か。
    • ネガティブな発言:顧客が表明した不満、懸念、または否定的な感情は何か。
    • 意思決定プロセス:顧客の意思決定プロセスに影響を与えた要因やステップは何か。
    • フィードバック:顧客が提供した一般的な意見、コメント、または反応は何か。
    • 予算と価格に関するフィードバック:価格や予算に関して、顧客の考えや懸念事項は何か。

ご注意:選択した顧客に特定の指標のデータがない場合、その項目は空欄になります。

 

取引ステータスを把握する

  1. 分析機能で「取引」を選択すると、取引に関連する指標を確認できます。
  2. フィルターを使用し、案件や作成日などで分析対象を絞り込むことが可能です。
    sales-agent-deals-deals-jp.png
  3. 様々な取引指標が表示されます。ここでは、主要な指標の意味を解説します。
    • 進捗:案件の現在の進行状況やステータスを示します。
    • 価格交渉:案件の価格設定に関して、どのような議論や交渉が行われたかを示します。
    • 決定事項:この案件に関して、どのような重要な選択や合意が最終決定されたかを示します。
    • 行動項目:案件を進める上で、どのような具体的なタスクやフォローアップが必要かを示します。
    • リスク:案件の成功に影響を及ぼす可能性のある、どのような潜在的な課題や障害があるかを示します。

 

チャットによるデータ検索と分析

Notta セールスエージェントの補助機能として、チャット機能をご紹介します。これは一般的なAIチャットに似ていますが、データ範囲がエージェントフォルダに限定されており、より営業活動領域に特化しています。

大量の会議記録の中から特定の記録のコンテンツを素早く検索したい場合や、個別の記録に限定されないグローバルなクエリを実行したい場合は、Notta セールスエージェントのChrome拡張機能に搭載されたチャット機能のご利用をおすすめします。

  1. こちらからChrome拡張機能をインストールします。
  2. 拡張機能をインストールした後、ブラウザ右上の拡張機能アイコンをクリックして「Notta セールスエージェント」を選択してから、「チャット」をクリックします。
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  3. チャットウィンドウに質問を入力して送信すると、AIによる回答が得られます。
    推奨される質問例:
    • この顧客が最も気にしている競合は何ですか?
    • 顧客の満足度に関する意見を教えてください。

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